呑山観音寺の「高野山開創千二百年記念事業」として昨年8月より着工した
「三十三観音堂」の上棟式が4月15日に厳修されました。
午前10時半より、月例観音祭「千手観音護摩供法要」が執行され、多くの参拝者が参列しました。
正午より、三十三観音堂に場所を移し、上棟式を執り行いました。
内陣には丈一間(1.8m)もある大棟札と祭壇が組まれ、僧侶たちの読経が響く中、村上了海住職が上棟作法を修法し、
工事の安全と、伽藍安穏、衆生済度(人々が救われること)を祈念いたしました。
その後、この記念事業工事の統括である吉田建築工房株式会社代表 吉田義仁氏が指揮を執り、
施主、寄進者をはじめとする参列者が、左右の綱を引き、口上に合わせ掛け声とともに大棟札を引き上げる「棟上の儀」と
3人の宮大工が口上に合わせ掛け声とともに棟を打ち込む「棟打ちの儀」が執り行われました。
この伝統的な儀式に多くの参列者が魅了されました。
最後に餅まきが行われ、大賑わいのなか、「三十三観音堂」の上棟式は終了しました。
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