愛染明王とは

 ご利益

 「縁結び、良縁成就、夫婦和合、人間関係の調和、福徳増長」

 

 

呑山観音寺天王院の愛染堂のご本尊、愛染明王とは、金剛界三十七尊の総尊として、金剛界曼荼羅(金剛界大日如来)を表す明王です。

密教経典の金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経(瑜祇経)の「愛染王品第五」等に説かれています。

一面六臂の忿怒(ふんぬ)の姿で、獅子の冠を戴して宝瓶の上の蓮華座に坐し、躰の色は真紅で燃え盛る日輪をまとっています。

六本の手にはそれぞれ、五鈷杵や五鈷鈴、弓矢、蓮華などを持して、「息災 そくさい」「増益 そうやく」「敬愛 けいあい」「調伏 ちょうぶく(降伏 ごうぶく)」の功徳を表しています。

胎蔵界大日如来の尊格を表している仏(教令輪身 きょうりょうりんじん)の不動明王と愛染明王とを並べてまつる寺院が全国に見られますが、当山では浪切不動明王を本尊とする天王院を東に、愛染明王をまつる愛染堂を西に配し、金胎不二(こんたいふにー金剛界と胎蔵界が一つである仏の世界)を表しています。

 

愛染明王は衆生(私達生きとし生けるもの)を諸々の苦悩から救うために十二の広大な誓願(私達に施す功徳、利益の誓い)を発せられていますが、その中でも特に、縁結び、良縁成就、夫婦和合の他、人間関係の調和などの「敬愛」のご利益で、古来から信仰されてきました。

瑜祇経「愛染王品第五」に説かれる「息災」「増益」「敬愛」「調伏」の愛染明王の四種の功徳と修法の内、当山では増益護摩壇が荘厳され、中央に如意宝珠をまつり、大寒、夏土用の二季に七日間の愛染明王増益護摩供が修法されます。

密教経典「理趣経」の世界そのものを体現する仏であり、密教を代表する仏です。

 

真言

おん まからぎゃ ばぞろ(う)しゅにしゃ ばざらさとば じゃく うん ばん こく

 

 

うん たき うんじゃく

 

 



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【ご連絡先】

呑山観音寺

福岡県糟屋郡篠栗町萩尾227-4

電話:092-947-4423(午前9時~午後5時)
夜間:092-947-6384



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